投げるワイヤレス魚探「Deeper」を使ってみた ボート編

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pastedgraphic-1こんにちは、代表の西山です。

3時起きです。先日は、早朝便で北海道のAUGMに参加するために4時起きでしたが、この日はそれよりも早い3時起き。早起きすると1日が長いので、得した気分になれますが。さて、発売中のスマホ連動の魚群探知機「Deeper」のテストのために、先日東京湾までテストに行ってきましたので、ブログに結果などをアップしたいと思います。釣りに興味のない方には、まったく縁のないポストとなりますが・・・。

本当なら100m程度の水深のある場所で、テストを行いたかったのですが、あいにくこの日は、台風の影響により、うねりが残っており沖に出ることが困難で、ライフジャケットが活躍しそうな事が容易に予想できるような海のコンディションだったので、ひとまずは潮の落ち着いた湾内でのテストとなりました。深場でのテストは、また別の機会に行いたいと思います。

Deeperとは001

スマホと連動するワイヤレスの魚群探知機です。魚群探知機も仕組みを紐解けば、センサーとソフトウェアを組み合わせて動作する機器であり、これまでの専用機と違い、ソフトウェアのアップデート、魚群探知機自体の設置が簡単に行えるのが大きな特徴です。

これまでの魚群探知機の場合、センサーとなる振動子の設置や配線の取り回しなどで、数時間から多くて数日を要することもありましたが、Deeperの場合には、必要な物はDeeperとスマホだけなので、買ったその日からすぐに使用できるのもポイントだと思います。

 

Deeperと普通の魚群探知機を比較してみた

pastedgraphic-1比較したのは、葵ソニックから発売されている「海探R」というモデルで、GPSプロッター付きの魚群探知機です。

 

同じ数値でもちろん出ます

pastedgraphic-3船に取り付けた魚群探知機と同じ場所を探れるように、船のすぐ横に浮かべるようにしてテストを行ってみました。厳密に言えば、船に付いている魚群探知機の干渉もあるため、魚を探るという事では正確な結果が得られない可能性があるので、ひとまずは水深探知の能力チェックです。

結果は、葵ソニックで「19.8m」、対してDeeperも同じ「19.8m」と全く同じ数値となりました。この後に、場所を変えて数回テストを行いましたが、場所によって数十cmの誤差が出る場合もありましたが、結果としては同じ数値がとれていました。

pastedgraphic-4少し場所を変えて、探る。どちらも「20.0m」を表示しています。

ここでは、10cm誤差が出て、葵ソニックが「20.0m」、Deeperが19.9mを表示。もっとも本来の校正値がどっちなのか、という問題もありますので、葵ソニック側が誤差である可能性も否めなくないとは思います。

 

Deeperの可能性を探る

pastedgraphic-7深場のテストが出来ないので、投げられるメリットを活かした可能性を探ってみることにしました。東京湾に限りませんが、ほとんどの都道府県では岸壁や停泊している船舶に対して、30m以内の立ち入りが制限されていることがあります。釣りの場合にも、同様で魚がいかにも居そうなポイントに近づくことが出来ません。つまり、魚がいるのかどうか、やってみないと分からない状況です。上のイラストのような状況です。

 

魚探を掛けても無意味?

pastedgraphic-9ここに船に固定した魚群探知機を掛けてみても、岸壁やバースについた魚が映ることはありません。そもそも近寄ることが出来ないので、探ることが出来ないのです。イラストの黄色い部分が魚群探知機で探れる範囲で、一般的な魚群探知機で採用されている55度の探知角度の場合、20mの水深でやく直径20mの範囲しか探ることが出来ないのです。魚群探知機によっては、より広い角度で探ることができる機種もありますが、それでも岸壁直下を探ることは到底不可能です。

 

船が入れないなら投げる

pastedgraphic-10Deeperなら、キャスティング出来るので岸壁付近にキャストすれば、直下の状況をダイレクトに探ることができるのです。魚が付いているレンジや群れのサイズ、シーバスなどのフィッシュイーターであれば、単体魚として映りますし、なによりシーバスなどの場合、釣りのキーとなるベイトフィッシュが遊泳しているレンジを的確に探ることができます。

 

これを活かして、実釣編

pastedgraphic-11船の入ることが出来ないバースを探ることにしてみました。シーバスを探して探知してみたものの、あまり数が多くないようなのでターゲットを青物に変更してみました。実際に探ってみると、水深は12m、そして魚が2つのレンジに分かれているのがわかります。下の層がアジで、上の層がカマスでした。Deeperで記録したデータは、履歴として保存されるので、あとで見返すことも可能です。

仕掛けは、普通のサビキに重りの代わりにジグを付けて、ジグサビキをキャストします。あとは狙うレンジに合わせて、ただ巻きで引いてくるだけでOKです。

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pastedgraphic-12Deeperがあるおかげで、普段は想像の範囲でしかない水中の様子が手に取るように分かります。これまでにない情報を元に、釣りの組み立て方も大きく変えることが出来ると思います。

詳しい製品情報は、こちらからどうぞ。

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